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2006年11月24日 (金曜日)

N値50以上の矢板打込み


 都市施設である下水道でも、施工環境は市街地だけでなく、耕地や、山間地、農村や漁村の場合もある。さらに、地面の下は、軟弱土から岩盤までさまざまである。 立坑を設置する場合には、そのような環境を総合的に判断して、もっとも適切な工法を選定しなければならない。
 立坑の土留工として最も一般的なのが、鋼矢板工法である。鋼矢板工法にも、経済的な工法から、環境へ配慮した工法まで用意されている。その中で、岩盤以外でN値が50以上ある場合や、矢板長が長くなる場合などで併用されるのが、ウォータージェットである。_013
 密度の高い砂礫層をウォータージェットで緩め矢板打込みを容易にする。_009
しかし、礫の状態によっては、かえって礫を締め固める場合もあったり、地下水を濁らすなどの弊害も発生する。

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2006年11月22日 (水曜日)

管路の洗浄

 日本の下水処理場が許容するMLSS濃度は、標準活性汚泥法で1,500~2,000mg/L、オキシデーションディッチ法で3,000~4,000mg/L程度である。しかし、下水道には、固体を含む粗大きょう雑物や砂などが入り込む場合がある。ポンプ場や汚水処理場では、沈砂池やスクリーンなどにより撤去されるが、管路においては、流速が不足すると停滞してしまい、最悪、硫化水素を発生させ管路の腐植の原因となってしまう。特に、流量の少ない小規模下水道や、最上流部の末端枝線部では顕著である。
 その対策として、定期的な管路の維持管理による調査と、必要箇所の洗浄が必要である。その方法には、主に高圧洗浄車が用いられる。_067
 装備された洗浄ホースは最大100m、しかし、通常使用されるのは80m程度が限界、洗浄の方法は、下流側から上流側にホースを挿入し、下流側に引き戻しながら洗浄する。そのため、上流側から挿入する場合や、1スパン100m以上の管路を上下流から洗浄しようとするのは、洗浄水が逆流しようとして、困難を極める。そのことからしても、下水道施設計画・設計指針に示すように、300mm以下の管渠の場合、75m以下というのは納得である。

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2006年11月20日 (月曜日)

矢板引抜による地盤変状

 矢板を引抜いた場合の地盤の変状は、矢板を打込んで引抜いたことによる空隙に、土砂が移動することによる場合が考えられる。計算による沈下の推定も、空隙の体積と、影響部の沈下でできた体積を同じとした方程式により導かれている。
 ただし、矢板引抜による空隙にどの部分の土砂が入り込むは、いろんな要因が関係している。自然な状態では埋戻土の方が地山より締固め度が十分ではないため、埋戻土の方が先に空隙部分に移動しやすいはずである。そのため、埋戻し部が先に沈下して空隙は満たされ、地山部には影響が少ないはずである。
 しかし、実施は地山部に影響が出てるケースが多い。_116
 それには、施工時の重機(クレーン等)や引抜いた矢板の仮置き場による負荷が影響していることが考えられる。安定している地山に動的荷重を加えて、埋戻土の変位より早く地山にせん断面をつくりだしている。_113

 矢板を引抜く真横にアウトリガーを張り出したクレーンやその他の重機、ましてや引抜いた矢板をすぐそばには置かないような、ほんの少しの気遣いが必要だ。

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2006年11月18日 (土曜日)

日本に3台

 柱状図を見て、推進機を選定するのだが、沖積層の平野や干拓地では、地層の把握が難しい。大昔の河道状況や氾濫の過程で地層が削られたり、礫が堆積したり、腐植土が堆積したり、さまざまに変化する。
 そのような地層を、安全で、確実に管渠を推進するには、信頼されるマシーンの選定が重要となる。どんな地層でも、推進可能で経済的な工法は無い。それぞれの地層や推進延長にあわせて適切な工法を選定することになる。
 そんな中でも、実際の施工に当たっては、設計で選定された工法よりも確実な推進を行うために、グレードの高いマシーンを採用するケースがある。_008

 設計時に砂礫層で選定された、小口径泥水式推進工法の砂礫タイプに対し、ローラーピットを装着した日本に3台の優れものが準備された。
でも、初期発進でトラブル、整備に2週間の入院。知恵熱かな。

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2006年11月17日 (金曜日)

軽量鋼矢板を打込む

 地下水が高く、掘削深が2.0mから3.0m付近で、軽量鋼矢板の建込や建込簡易土留工が使えない自立しない地山の場合に、推進工法を選択するにはまだ経済的に高価となるため、軽量鋼矢板の打込み工法や圧入工法などが採用されるケースがある。
 環境に配慮すれば、まず第一に無振動無騒音の油圧圧入引抜機、_110

 次に、可変超高周波型・油圧ショベル装着式バイブロハンマ、その次に油圧ショベル装着式(超低騒音型)バイブロハンマ(普通型)がある。_075

 油圧圧入引抜機は周辺への影響は少ないが、N値が20以上になると圧入できなくなる。N値が20以下でも、砂質地盤では矢板と地山の付着力が不足して、反力として利用している圧入した矢板が、抜け上がりをおこし、圧入不能となってしまう。_071

 それに対し、多少の振動や騒音はあるが、施工が確実なのが可変超高周波型・油圧ショベル装着式バイブロハンマである。しかし、機械の市場性が少ないためほとんどが、油圧ショベル装着式(超低騒音型)バイブロハンマ(普通型)となるケースが多い。
 環境に配慮して、油圧圧入引抜機を選定しても、結局現場では、油圧ショベル装着式(超低騒音型)バイブロハンマ(普通型)で施工することも多くない。本音と建て前ではないが、選定は簡単だが、施工は難しいようだ。

経済性は次のようになる。

①油圧ショベル装着式(超低騒音型)バイブロハンマ(普通型)
22,158円/m
②可変超高周波型・油圧ショベル装着式バイブロハンマ
30,222円/m
③油圧圧入引抜機
36,162円/m
「keiryoukouyaitahikaku.xls」をダウンロード

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2006年11月15日 (水曜日)

塩ビ管のセット

 下水道管渠の機能保障である流下能力の確保は、管渠本体の断面と粗度および勾配で成り立っている。
その中で管渠の断面と粗度に関しては、JISやJSWASで認証された工場で、メーカーの厳しい品質管理のもとで製作された製品であるため、ほとんどは保障されていますす。
 となると、残る一つの機能保障のアイテムが勾配の確保である。
当然管渠の勾配の確保は、基礎の状況や地下水、土留の打込みや引抜き、埋戻材の材質や転圧、交通量など、さまざまな施工環境の中で、計画勾配を守って管渠を布設しなければならない現場施工となる。そのため、施工方法と管理が機能保障のカギを握るわけだ。
 管布設の方法は、管渠の種類のよって標準施工方法が提案されている。それはあくまでも標準であって、布設管渠の特徴を把握したうえで、施工条件などを検討して、施工者が決定することになる。
塩ビ管やリブ管の布設方法は、一般には①管上部を固定して管の下部に基礎材を詰め込む方法と、_064_090

②基礎を仕上げて管渠とセットして土嚢等で固定する方法がある。_003

①はセットのスピードは速いが、管渠と基礎の間の詰め方が不十分な場合は、沈下の可能性が高い。②はセットのスピードは落ちるが、沈下の可能性は小さい。

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