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2009年4月24日 (金曜日)

橋梁添架

 下水道の管渠は、家庭の汚水を取込み下水処理場まで運搬する事が目的である。
その大部分が自然流下であるため、処理場付近での管渠の土被りはかなり深くなっている。
その原因は、汚水を速やかに流す流速を確保するために、下流側に勾配をつけるからである。また、その流れの途中に河川等があり管渠はさらに深くなる。

 そんな弊害を解消するために河川の手前にはポンプが設置され、管渠はいったん地上付近まで浮上し橋梁の側面にぶら下がりながら河川の頭上を横断する。これが橋梁添架である。

 橋梁に管渠がぶら下がると、橋梁管理者は橋梁が壊れないか心配され、占用許可の添付資料として、下水管渠の荷重が付加された状態で橋梁が安全である証明書(構造計算書)を要求される場合がよくある。ところが、既存の橋梁は架設されてから、かなり時間がたっており、設計資料も残っていない。当時の設計基準も現在とは違い、現在の基準で照査すればそのものが不安定となってしまい、構造計算するとしても解決すべき問題が多すぎて事実上困難である。

 しかし、なにもしなくては占用許可は出していただけないため、簡易的な計算を行っている。

 たとえば、橋長と交通量から活荷重を(A活荷重)、(AS12)と仮定し、「JIS橋げたによるPC道路橋  設計・製造便覧」から桁の材料を設定する。
 断面図から死荷重を算出し、活荷重とあわせて発生モーメントを計算する。それに対し、桁の抵抗モーメントとして、スラブ橋けたのひび割れ試験曲げモーメントと比較して安全性のチェックを行う。これに、下水管渠の死荷重を加えて再度チェックをして安全であることを確認する。

 そのことから、橋梁に添架する下水管渠の重量は、橋の死荷重の1%未満であり、計算の結果でも安全であり、橋梁への影響はほとんど与えないことが分かる。

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